淋病や梅毒は垂直感染で感染することがある

淋病は、淋菌に感染することによって症状が出る性病で、主に男性が多くかかる性感染症の一つです。

男性は尿道に感染し、白い膿が出たり激痛を伴うことがあるので気づきやすいですが、女性の場合は不正出血やおりものの増加などほかの性病でもあらわれる症状しか出ず、痛みなどもないことから感染しているのに気づきにくいですが、ほうっておくと不妊症や子宮外妊娠の原因ともなるので治療が必要となります。

梅毒は、トレポネーマという病原菌に感染することで症状が出る病気で、ペニシリンが発見されるまでは不治の病として恐れられていましたが、早期治療を行えば治る病気です。
ただ、放置すると皮膚や陰部周辺に潰瘍ができたり末期になると体中の臓器や神経が侵犯され死に至ることもありますが、現在の日本ではそこまで重篤な状態になることはないとされています。

実は、淋病も梅毒も、垂直感染で感染する病気であることはご存知でしょうか。

人から人へと感染することを水平感染と呼ぶのに対し、垂直感染はある世代から次の世代へと感染することを指し、最も多いのは母子感染だと言われています。

垂直感染には様々な種類があり、遺伝子感染 産道感染、子宮内感染、生後感染、胎盤感染などがあり、淋病は産道感染によって母親の血液に触れることによって感染することがあります。
梅毒は胎盤感染によって胎児に感染する場合と、授乳によって母子感染することも考えられます。

生まれた新生児に淋病が感染してしまうと、結膜炎や敗血症や尿道炎に発展してしまう恐れがあり、妊娠早期に梅毒に感染すると流産や死産の原因になったり、出産後に感染することで思春期に内臓や神経、皮膚などに様々な病変が現れる原因となるため、妊娠中に性感染症に治療を行うことが望ましいと言えます。

基本的には妊娠中に受ける妊婦検診で感染を予防することができるので、妊娠している場合には必ず妊婦検診を受けるようにしましょう。